毎年アジア各地で数万人規模の集会を開き、日本で、世界で福音を伝える世界的伝道者、万代栄嗣師の集会が7日、東京・銀座東武ホテルチャペルで開催され、会社帰りのOLやサラリーマンなどおよそ30人が集った。万代師は、ルカ5:1〜11を本文に、人生に大きな転換を与える力である、神の福音を伝えた。東京福音センター主催。
ルカ5:1〜11は、イエスが一番弟子シモン・ペテロを召される場面である。ここには、当時身分が卑しいとされた漁師の職業に就き、無学で粗野、誰の目にも留められなかった彼の人生が、なんと歴史に名を残す、偉大な使徒としての人生へと転換する決定的な瞬間が記録されている。
ペテロは、イエスに「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」という御言葉をいただく。その日、ペテロは夜通し働いたが、何も収穫がなかった。しかし、ペテロは言った。「でもおことばどおり、網をおろしてみましょう」
ペテロにとって、イエスの御言葉によって示された行動は、ごく日常の行動だった。何も特別なことはない。しかし、彼が「神の御言葉に従ったとき」、それまで一匹も取れなかった彼の網には、網が破れるほどのおびただしい数の魚が入っていた。神の御言葉に従い、彼が得た祝福は、とてつもなく大きなものだった。
彼の人生は、この瞬間、劇的な変化を迎えた。それまでは、何の変化もない日常をぐるぐる回り、何の収穫もなかった彼の人生が、「神の御言葉に従う」ことで、魚ではなく「人間をとる」(ルカ5:10)イエスの弟子、聖書にその名が永遠に刻まれる偉大な使徒として歩む人生へと変化した。
「神のおことばに従うとき、あなたの人生がかわる」万代師は、初めて集会に参加した人々に、信仰の確信に満ちたメッセージを伝えた。
ペテロは、神の御言葉を聞くだけでなく、それを言われた通りに実践した。自分の中に、頭の中で考え、理屈だけで実際の行動が伴わない姿はないか。ペテロには、すぐに御言葉を行う実行力があった。神の御言葉を実践したペテロは、今まで起こりえなかった劇的な変化を体験した。
ペテロの行ったことは、特別なことではない。深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとることは、彼にとって日常のことであった。特別な人にならなければ、特別な恵みを受けることができないのではない。神からの特別な導きは、平凡な私の人生にやってくる。神の御言葉に従うとき、私の何かが変わり始める、きっかけが見えてくる。
万代師は、集まった一人ひとりが、それぞれに与えられた神の御言葉に従い、平凡な人生の中で神からの特別な導きを日々与えられる人生を送るよう、祝福を祈った。