東京・練馬区にある聖書キリスト教会東京教会(尾山令仁牧師)で14日午後7時半から、「セレブレイト・リカバリー全体集会」が行われた。セレブレイト・リカバリー(以下CR)とは、だれもが抱える心の傷、とらわれ、悪習慣をスモール・グループの中で取り扱い、心の健康を回復するプログラム。15年前に、アメリカのカリフォルニア州にあるサドルバック教会から広がったこのミニストリーは、誕生から数十年の間に、全世界を巻き込む一大ムーブメントとなった。日本でも今大きな注目を集めている。パーパス・ドリブン・ジャパン」(小坂圭吾代表、以下PDJ)主催。
集会では、数奇な人生を送るも、CRによって心の健康を回復したナンシーという女性の証しをビデオで見た。
ナンシーは幼少時代、両親からの愛を十分に受けることが出来ず、心の親しみを求めて18歳で結婚。しかし、離婚と、実の子どもを交通事故によって目の前で亡くすというあまりにもつらい経験を重ねていった。再婚した夫の家庭問題を解決するために途方にくれていたナンシーは、ついにCRの集会へと導かれる。プログラムを進めるうちに、夫ではなく、自分にもっと大きな問題があることに気づいた。
回復のプログラムの中で自分の痛み、憎しみ、希望のない思いをすべて神にゆだねようとしたとき、自分が「神を演じていた」ことに気づいた。ナンシーは「静かにして、私は神であることをさとりなさい」という神の声を聞いているようだったという。
ナンシーは最後に、「見捨てられた人、虐待を受けた人、暴力を受けた人を見てくれる神がいる、それがイエス」「みなさんが愛を受ける対象としてつくられているのです」と自らが受けた大きな愛を分かち合った。
全体集会の後、7,8人の男女別に分かれてのスモール・グループが行われた。
次回の集会は28日、午後7時半から同会場で行われる。PDJの尾山清仁牧師(聖書キリスト教会)が、「ゆだねる」をテーマに講演予定。