12日午後1時半から、東京・新宿区の淀橋教会で首都圏キリスト教大会女性大会が開催された。内田みずえ師(聖書神学舎講師、アジア福音同盟女性委員)が、「主にあって、喜び楽しめ」(詩篇32編1〜11節)と題して聖書のメッセージを伝えた。またハープ奏者覚張京子さんが、信仰の証しを交えながら特別演奏を行った。
本文はダビデ王が詠った詩である。内田師は、ダビデ王の時代に起こったことが今の時代にも見事に当てはまることを強調した。
ダビデ王は不倫の罪を犯し、その後自らの罪を隠そうと偽装工作を行った。ダビデ王は自らの保身のために、結果的に純真で誠実な兵士ウリヤを殺してしまった。さらに悪いことにウリヤを自分が殺したのではなく、やむを得ず命を落としてしまったかのように偽装工作をした。こうして王ダビデは、不倫、偽装工作、殺人という3つの大きな罪を犯したのである。
自らの保身のために、罪のない他者を犠牲にして生きている姿、また実際に殺人を犯していなくても、心の中で兄弟姉妹を殺して生きている姿は我々にないだろうか。
ダビデ王の時代には罪の代償が要求された。しかし、イエス・キリストが自ら十字架にかかり、我々の罪をその身に負われたことによって、今は、主イエスを信じることで無条件に罪がゆるされる素晴らしい福音の時代である。
ダビデ王がそうしたように、罪を自らの保身のためにいつまでも隠し続けるのではなく、真理の光に照らされて明るみに出た罪を告白すべきことを会衆に訴えた。
内田師は、我々がどんな罪を犯しても主に立ち返って罪を告白し、我々のすべての罪を贖って十字架にかけられ、黄泉に下り、復活された主イエス・キリストを信じることで、すべての人が栄光への道へと加えられること、主を通して本当の喜びを得ることができるという、素晴らしい福音の知らせを伝えた。
首都圏キリスト教大会は14日まで連日開催される。