25〜26日に開催された日本ケズィック・コンベンション(峯野龍弘中央委員長)東京大会の会場、東京・新宿のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会で26日、日本ケズィック・コンベンション満45周年を記念する「ケズィック記念特別礼拝」があった。
特別講師のロバート・エイメス師は、新約聖書へブル人への手紙13章8節を本文に「永遠に変わることのない主イエス」と題してメッセージを伝えた。
エイメス師は、キリストが十字架の上で流された血潮には、「私たちの罪をすべて赦す」だけの『十分な』力があり、それは今も働き、決して失われるものではないことを力強く語った。
福音書には、主イエスが弟子に「わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」(ヨハネ14:6)と語ったと記録されている。エイメス師は、キリストは今も、「すべての人を救う力」を持っていると説いた。
またエイメス師は「主の私たちに対する約束は変わることがない」と説き、「道であり、真理であり、いのち」であるキリストの中に、自らの必要を満たすものを見出し、「これが生活で実現するように」「その道に従っていけるように」と祈ることで日々キリストに似た姿へとつくりかえられていくこと、これが『ホーリネス(きよめ)』の道を歩む秘訣であると語った。
へブル書4章14、16節を見ながらエイメス師は、「私たちには大祭司がおられる。彼は私たちのために祈られる方、私たちの代表となられる方、神の臨在へと導くお方である。」と話し、主は「必要なときに恵みを与える」ために我々を招かれる方、それは昨日も今日も永遠に変わらないと説いた。
最後にエイメス師は、世々限りなく「賛美と誉れと栄光と力」(黙示5:13)が主イエスにあることを伝え、キリストは決して変わらない方、完全に信頼できる方であることを大胆に証(あか)しした。
「ケズィック・コンベンション」は、イングランド北西部のカンバーランド地方にあるケズィックという小さな町で1875年から毎年開かれてきた世界的に有名な聖会である。
日本では「日本キリスト者修養会(仮称、ケズィックコンベンション)」(金井為一郎中央委員長)として1962年3月、第一回目の聖会が箱根・湯本で開催された。
その後、金井為一郎、車田秋次、小原十三司、藤田昌直の4委員が1962年7月に開かれた英国のケズィック・コンベンションに出席し、「日本キリスト者修養会」を「日本ケズィック・コンベンション」として開催する正式の了解を受けた。
以来、日本でのケズィックの働きは全国へ広がり、65年からは北海道、66年からは大阪で開催されるようになった。現在では、沖縄・九州・大阪・神戸・京都・箱根・東京・北海道の全国8箇所で開催されており、その働きは今なお成長し続けている。