来年5月開催予定の首都圏キリスト教大会で祈祷委員長を務める石島弘憲牧師(単立上板橋キリスト教会)は、全国の教会に対し、諸教派が祈りを通して宣教に協力することを強く求めている。教派や教会の壁を打ち破る一番の方法は、共に集まり宣教のために祈ることだと語った。
大会実行委員会は、同委の下に祈祷、財務、会場、動員、青年、障害者、音楽、フォローアップ、カウンセラー、広報、記録という11の委員会を設置した。石島師は、全日本宣教祈祷運動の活動の一環として「断食祈祷聖会」や「子供たちのための祈り会」「国のために祈る夕べ」などの働きにも関わってきた。祈祷委員会メンバーは他に太田耕兄(日本イエス・キリスト)横山聖司師(聖協団)深谷美歌子師(日本基督)山口宕兄(バプテスト連盟)。
祈らなくても大会は開催できる。しかし救霊は神によるみわざだ。「宣教は教会の責任、教会がその責任を果たすことができるよう祈るべき。ぜひ全国の方々に首都圏キリスト教大会で多くの魂が救われることを課題として祈ってほしい」と石島師は話した。
教派の違いがあっても、首都圏に福音を伝えるという目標では一致して祈ることができるはずだ。このように心を一つにして祈ることが首都圏伝道の鍵となる。共に集い、牧会の苦労や重荷を負い合えるような交わりが育まれる。実行委員の牧師には、超教派の牧師会で知り合った「祈りの友」が多いという。祈りの友の輪が広がれば、超教派の伝道大会も無理なく行うことができるはずだ。
首都圏キリスト教大会は、首都圏のノンクリスチャンを聖書の言葉に導く伝道大会だ。大会は3日間の日程で開かれるが、1000人から2000人の会衆を収容できるように、会場として淀橋教会、青山学院講堂を用意した。会場がノンクリスチャンで溢れるようにと、以下の祈祷課題を掲げて祈りの要請をしている。祈祷課題は以下のとおり;
・実行委員会の間に、各委員会の中に、また実行委員会と総務局事務局との間にそれぞれ主にある一致があるように
・首都圏の諸教会が本大会を伝道の機会として有効に活用し、支援と協力をいただけるように
・メイン・スピーカーのクリストファー・サン師はじめ、岸義紘師、内田みずえ師に聖霊の油注ぎがあるように
・大会で奉仕する奉仕者(カウンセラー、聖歌隊、会場係など)が与えられて恵まれた奉仕をすることができるように
・多くの参加者が大会に参加し救霊のみわざが起こされるように
大会が成功を収めて神の栄光が示されるように、同委は東京都を複数の地区に分け、決起祈祷会を開始している。2回目となる次回は11月29日夜7時半より9時まで、東北地区の日本バプテスト連盟蓮根教会(板橋区蓮根2−31−10 Tel.03−3967−1798)で行われる。基督兄弟団目黒教会の工藤公敏牧師がメッセージ、ウェスレアンホーリネス淀橋教会のアンサンブル・アガペが賛美を担当する。祈祷会には誰でも参加可能。同委員会は「各地の祈祷会には、近隣の教会に是非、参加して祈ってもらいたい。宣教協力の働きが祝福されるよう、共に祈りたい」と参加を呼びかけている。