福音主義伝道団体「総動員伝道」が17〜18日、月が丘キリスト教会(岩手県盛岡市)で伝道講習会を開催した。ルーテル同胞、キリストの教会、日本同盟基督教団、単立教会などから牧師らが参加した。
株式会社鐘紡元会長の三谷康人氏、総動員伝道局長の姫井雅夫牧師(日本基督教団赤坂教会)が講演し、牧師と信徒が教派・教団を超えて協力し伝道に参与することの重要性を再確認した。
参加した熊谷栄三郎牧師(単立・花巻キリスト伝道所)は、教会による伝道は閉塞的などと懸念を示し、現状打破には思考の変化が必要と感想を語った。牧師自身が伝道に出かけたり、礼拝出席者のためには礼拝時間の変更を検討するなどの柔軟性が必要では、と話した。
参加者の声には他に、「超教派的に活動することが教派的な事情で制限されることは悲しい」「(日本の教会は)小さな問題で意見が合わなくても、伝道では一つになるべき。そうしないと日本のリバイバルは難しい」などの指摘もあった。