26日からウェスレアンホーリネス淀橋教会(峯野龍弘牧師、東京・新宿区)であった日本ケズィックコンベンション東京大会は4つの聖会を終えて27日、閉幕した。テッド・レンドル博士(米・プレーリー・タバナクル教会名誉牧師、プレーリー神学校名誉総長)とジョナサン・ラム博士(英ケズィック前委員長、英福音同盟理事)が講師として参加し、交互に聖会で説教した。
26日午後5時半からのケズィックコンベンション東京大会第二聖会では、学生層を特に意識した「ユース・コンベンション」が行われ、「すっと青山ワーシップチーム」、ゴスペルシンガーのMIGIWAさんがライブで会場を沸かせた。途中、MIGIWAさんのソロ演奏と証しがあり、MIGIWAさんは「恥ずかしがり屋で劣等感が強い私が、このようなところで立たせてもらっていることは神様の御業(みわざ)」と話した。自身が以前、学校が嫌いで友達もなく、不登校で部屋に閉じこもり、一人で歌を歌いながら孤独や人生のむなしさを感じていたと明かした。「『あなたは高価で尊い、あなたを愛している』と言ってくれる神様に出会えた喜びを伝えたい」と話し、3曲を披露した。
ラム博士が賛美ライブ後、「神様のために働く3つの理由」を主題に、第2コリント5章からメッセージを語った。同博士は?自分を愛し自分のために死んで復活したイエス・キリストのために生きたい、?人間は将来、必ず裁きのときを迎える。人生が何を土台に、何を材料に建てられてきたかが暴露される。永遠に続くキリストのために人生を用いる、?イエスをキリストと信じる私たちは、王なるキリストによって神の御国から派遣された使節である ---と語った。使徒パウロが「キリストに代わって、あなたがたにお願いする」(5:20)と人々に懇願したことについて「自分の考えを人に押し付けるなと非難される今の時代、土下座をしてでもお願いする姿勢が大切」と説明した上で、「経済的な安定や他人からの賞賛という朽ち果てるものは要らない。どこに遣わされても、何があっても、イエス様がいれば、私たちは充分だ」と断言した。
メッセージの後、ラム博士は決心者の招きを行い、17人の青年が招きに応答して立ち上がった。