米国では毎年1月16日、「バージニア信教自由法」の制定を記念する「信教の自由の日」を祝う。1786年に「米国民主主義の父」と呼ばれるトマス・ジェファーソンが提案した同法は、米国憲法の信教の自由に関連した条項が明文化される土台となったとの評価を受けている。
この日には任期中の大統領が信教の自由の日を宣言し、記念辞を語るのが慣例。ブッシュ大統領は16日、「自由は神から与えられた贈り物」と話したうえで、「自国を含め、全世界で信教の自由が保障されなければならない」と宣言した。
米国政府は公式サイト上で、信教の自由の意義を説明する特別ページを設置し、宗教団体や学校法人で同法の重要性を再確認するよう提唱している。