世界改革派教会連盟(WARC)とルーテル世界連盟による「2013年エキュメニカル総会」構想について、世界教会協議会(以下、WCC)が6日、実現に向けて協議を開始する意向を明らかにした。
WCCは同日付けの声明で、WCCが最近新設した『世界キリスト教共同体のための共同委員会』を2007年5月に召集して世界の全教会が結集する合同総会の可能性について協議し、08年2月ごろ計画をまとめると発表した。
WCC発行の情報サイト「エキュメニカル・ニュース・インターナショナル」によると、WARCとLWFの代表者は先月18日、スイス・ジュネ−ブで合同会議を行い、2013年にエキュメニカル総会を開催する提案を発表した。
提案はWARCのクリフトン・カークパトリック牧師(米国長老教会議長)とLWFのマーク・ハンソン(米国福音ルーテル教会議長)が共同で議長を務め、発表したもの。
両議長はこの日、「エキュメニカル総会は21世紀の教会一致運動(エキュメニズム)に必ず話し合われるべき重要な課題である」とし、WCCと「キリスト教世界共同体」(CWC)を含む全てのキリスト教組織が共通の課題を協議する必要性を訴えた。この総会を2013年に開催させることで合意がなされた。