ワールドビジョンは11月30日、フィリピンを強襲した台風21号(レミン)の被災地に調査チームを派遣し、救援作業を開始した。
瞬間最大風速73.6メートルを記録した台風がフィリピン北部と中部全域を襲い、河川の氾濫と土砂災害によってこれまでに300人以上が死亡、400人以上が行方不明となり、全域の住民に避難勧告が出された。
この台風で最も深刻な被害を受けた地域の一つカタンドゥアンス州の政府は台風直撃の当日、ワールドビジョンに特別救援活動を要請した。ワールドビジョンは今月2日、C-130軍用機で調査チームを現地に派遣した。
別の調査チームは中部アルバニーで被災状況を調査している。同域では数多くの集落が泥流に飲まれた。一部の報道によると泥の深さは3メートルあるという。