レバノンのキリスト教勢力の代表格で、反シリア派の閣僚・ジュマイエル産業相が暗殺された事件で、ジュマイエル氏の葬儀が23日、首都・ベイルートの教会で行われた。
市内のキリスト教マロン派の教会で行われた葬儀には、数千人に上る支持者が参列した。ジュマイエル氏のひつぎは、キリスト教政党、ファランヘ党の旗がかけられ、支持者によって故郷のビクファヤからベイルートまで運ばれた。
日経新聞によると、反シリア勢力が葬儀に合わせて市中心部の殉教者広場で開いた集会には10万人程度が集まり、暗殺への関与が疑われているシリアや国内の親シリア派勢力を強く非難した。