南アフリカの議会は14日、同性同士の結婚を認める改正案を賛成多数で採択した。アフリカで同性同士の結婚が合法化されるのは初めて。読売新聞など国内外メディアが相次いで伝えた。
改正案では、18歳以上の同性の2人にも異性間の結婚と同じ権利が与えられる。
アパルトヘイト(人種隔離政策)終結後に制定された南アの憲法は人権を特に重視しているとされ、性的指向による区別も人権侵害」として禁止している。
一方、婚姻に関する法律は結婚を「男と女の間」と規定。同国の憲法裁判所は昨年、これを違憲と判断し、今年12月1日までに同性結婚を合法化するよう指示していた。