救世軍ロシア本営は14日、ロシア政府がモスクワの救世軍小隊(教会)の基本的権利を侵害したとする欧州人権裁判所(仏ストラスブール、以下、ECHR)の判決を歓迎する意を表明した。ロシア本営による法人登録申請に対し、同政府は1999年、「軍事的な団体と見なす」として申請を却下していた。救世軍万国本営が公式サイトを通じて伝えた。
ECHRは先週、「政府は誠意ある判断を怠った」として同政府に賠償金1万ユーロの支払いを命じた。
救世軍ロシア本営のアレクサンダー・カラコフ師は判決を受けて、「できれば法廷を避け、友好的に合意を得たかった」としたうえで、5年越しの判決を歓迎すると表明した。
ロシア政府が上告するかは不明。上告する場合、手続きに3か月かかる。