中国浙江省・杭州市の非公認教会の建物が29日、中国政府によって破壊されクリスチャン数百人が負傷、数十人が逮捕された。
米クリスチャンポスト紙によると教会堂は先月17日から工事中でほぼ完成していたという。事件当時教会員1万人が祈っていると軍の車両300台と数千人の機動隊、憲兵隊、政府職員が到着して教会を包囲したという。
目撃者によると警察は感電棒と暴動鎮圧盾を使用し、殴打するなどしてクリスチャンを散逸させた。
報告を受けた中国救援協会(CAA)のボブ・フー牧師は、活発な教会と温和なクリスチャンを相手に暴行を繰り返した警察権力による信仰の自由の侵害は受け入れがたいと語った。
日本のキリスト教界では中国で迫害されるクリスチャンのための難民受け入れや、大規模な支援や祈りの集まりが見られない。日本の教界が苦しみを受ける隣人を見過ごすことなく、信仰の自由が保障された国の利点を積極的に活用することが期待される。