来年開催予定の世界エイズ会議に先立って10日から12日にかけて世界的福音派キリスト教指導者が各国の指導者や専門家を前に講演を行うことが明らかになった。
パーパスドリブン運動の推進で世界的に著名なリック・ウォレン牧師をはじめ、ルーテル世界連盟のマーク・ハンソン牧師など福音派を代表とする世界的な牧師が参加する。
また福音派の主要な世界的団体はカナダのトロントで2年ごとにエイズに関する会議を開き、衛生関係者、科学者、政治家、企業家、とともに具体的なプログラムに取り組む。今回の講演が開催されることで国連の会議において福音派の見解がより反映されることとなった。
日本ではHIVの感染者は届出があったものだけで1万人を超える。厚生省によると2006年末には2万7千人になると予想されており、性的に常軌を逸した世俗の姿が映し出される。
安易な性欲に基づく不特定多数との性交渉が原因であるエイズに対して、世界とともに日本のキリスト教界が妥協なき声をもって解決に導くことが期待される。