英国のクリスチャンの中うち92パーセントが聖書が法律より高い権威を持つとの回答が英国のキリスト教ラジオ局、プリミア・ライフライン(英ワールドビジョン運営)が行った調査により得られた。
プリミア・ライフライン代表、ジョナサン・クラーク氏は聖書が世俗の法に従うように導いていることを強調しながらもキリストの愛が世俗の倫理に勝ることを証明した調査結果に対して肯定的であった、と3日英クリスチャントゥデイ紙が報じた。
キリスト教が事実上禁教となり、信仰を守るためには法を犯さねばならない国もあることを挙げ、クラーク氏は信仰の自由が保障されることの重要性を訴えた。
プリミア社の調査では「もっとも重要な祈りの課題」についての調査も行われた。英国クリスチャンの75パーセントが家族を挙げ、11パーセントが自分の敵対者と回答。クラーク氏は聖書が敵対するもののために祈りなさいとしているにもかかわらず、多くのクリスチャンにとって実際に敵対者のために祈ることは簡単ではないとした。
EU成立後国境を超えての人、文化の壁が大部分打ち壊されたヨーロッパ諸国に比べ、日本周辺の国境では互いの国が不信し合い、共感・協力する姿が乏しい。EU諸国民のように神は国家を超えて自国民も愛するように他国民も同様に愛されることが国民の心の根幹に据えられれば、神の前に憎しみをさらすことはできない。
日本人全員をキリストの愛に導き、その愛の実践者として訓練することこそが国家を変えることであり、どのような活動より優先されるべきであるとの認識が、日本のキリスト教界に求められる。