1966年にジュネーブで開催された「教会と社会のための世界会議」から今年で40周年を迎えたことを受け、世界教会協議会(WCC)が記念大会を開催することを先月26日発表した。
同会議が20世紀における平和と正義にもたらした多大な貢献を祝すると、WCCは伝えた。記念大会では近年の切迫した情勢を省みて、40年間の変化について話し合う。
会議ではWCCが推進してきた国際問題に対処する教会の超教派国際協力のための政策(AGAPE政策)の実地要請を行う予定。
会議は9月4日から6日までポルトアグレで開催される予定。WCCではAGAPE政策のための60ページを超える紹介資料をインターネット上で公開しており、世界の教会に参加を呼びかけている。
国際的な問題に関して教派を超えて一致しようとするWCCの働きは高い評価を受けるべきであるが、これからは取り上げる問題が政治的・物質的な次元を超え十字架を伝えることによる霊の救済においての国際超教派協力がいっそう求められる。
日本におけるエキュメニズムも、社会奉仕を犠牲することなく宣教を優先させ主体にした教会協力の実現が期待される。