23日、世界メソジスト大会(WMC)に出席している各国のメソジストが韓国、北朝鮮の国境非武装地帯に集まり、両国の統一を願って礼拝をささげた。
世界メソジスト同盟代表サンデー・ムバン監督は説教の中で、神がこの地から憎しみを追いやり、イエス・キリストをこの地の王として送ってくださる、と語った。
企画当初、朝鮮半島でのWMC開催は危険だとされていたが、ジョージ・H・フリーマン事務局長は「だからこそ私たちメソジストが平和のために立ち上がり、北緯38度地帯に行かなければならないのです」と述べた。
第19回世界メソジスト大会は「和解の主、キリストに見られる神」をテーマに、半島統一を主な議題として開催されており、主日礼拝は開会5日目であった。
北朝鮮のキリスト教指導者らは国境の北朝鮮側でともに礼拝をささげる招待を受けており、WMCではそのために祈りがささげられていたが、フリーマン氏は「残念なことにこの祈りは答えられなかった」と語った。
自国利益第一優先主義と不信に病んだ国際社会に癒しが必要とされる中、国を超えてキリスト者が一致するときに、国同士の和解もまた神が完成されることを信じる信仰が求められる。日本のキリスト教界においても、国を超えて人を愛されるキリストの愛に立ち返る日が待ち望まれる。