海外で伝道された日本人のネットワークを作る、Japan Christian Fellowship Network(JCFN)の創立15周年修養会が13日から17日にかけて米国ハワイで開催され多くの日本人求道者が交わりをともにしている。
主に米国からの参加者を募った今回の大会では賛美、証、祈り、メッセージを通して主を礼拝する全体集会、帰国に備えたワークショップ、絆を深める団体行動、15周年の歴史を振り返るJCFNアワーなどのプログラムが用意されている。
会場はハワイ・マキキ教会。メッセージを取り次ぐのは同教会の黒田朔牧師、国分寺バプテスト教会の米内宏明牧師、聖書と神学のミニストリー主幹の上沼昌雄師、第一バプテスト教会の荒井孝喜牧師、JCFN理事のレイノルズマイク氏。
日本人が海外で伝道される確立は日本の30倍にもなるが、帰国後日本の教会文化になじむことができずに2、3年で8割が教会を離れるという。
国際事情に疎い日本の教会から信仰に対する理解を得ることができなかった帰国者クリスチャンは、同じ信仰経験を持つ帰国者の集会がなければ孤立してしまう。
JCFNは帰国者が日本キリスト教界の一員として十分用いられるように帰国者の集会を催し、弟子訓練を通して日本の教会の事情や海外との差異を伝えている。
放置すれば信仰を失いかねない日本人帰国者クリスチャンを、宣教のために弟子訓練し、神の栄光を現すことを目標に掲げるJCFNのこれからの活動に期待が集まる。