北朝鮮は先週の横田めぐみさんの夫とされる韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さんの記者会見に続き、日本のメディア会社である共同通信社、朝日新聞、NHK各社を平壌に招待した。
韓国Yonhap通信社によると、ある朝日新聞社社員はジャーナリストらが日朝問題担当の北朝鮮外務省トップ高官と会見し、場合によっては横田めぐみさんの夫とされる金英男さんとも会見する予定であると話していたという。
横田夫妻と日本政府はめぐみさんがすでに死亡したとは考えていないが、金英男さんは「めぐみさんは鬱症状を訴えて後自殺した」とする北朝鮮政府の主張を擁護した。さらに、彼自身が北朝鮮船舶によって拉致されたことも否定し、そうではなく北朝鮮船舶によって身の危険を救われたと主張した。
北朝鮮は世界で最も人権濫用の激しい国で知られており、米国国際宗教解放委員会によって5月に「体系的にすさまじい宗教迫害を行っている」国に再び指定された。
また韓国Yohhap通信社がある韓国高官から聞いた話によると、北朝鮮は今回ジャーナリストらを横田めぐみさんの以前の住居と、北朝鮮の主張するところの「めぐみさんの墓」へと案内する予定だという。