【ケープタウン、南アフリカ】第10回世界福音同盟・宣教委員会大会が24日終了し、新たなリーダーシップ計画の導入、ネットワークの強化、そして将来への希望溢れるビジョンを共有した。
新たなWEA宣教委員会常任理事に選出されたバーティル・エクストロム氏は、「主は我々に全ての会議や礼拝を通して語られます。宣教委員会は宣教指導者らのための会議場所を設置し、私たちが互いに強めあい、より深い交わりがもてるようなフォーラムを開催しました。私たちは今回築いた指導者らのパートナーシップをさらに世界中で拡張し、このような大会に通常参加しない宣教団体にも拡張していけるようにしましょう」と述べた。
エクストロム氏は21日水曜日の夜、公式に新常任理事に任命された。大会ではセミナー、全体セッション、また宣教現場における進展状況の報告が行われた。セッションとワークショップにおいては、アフリカ人の視点から見たイスラム教、HIVウィルスが蔓延する中の宣教、あるいは鳥インフルエンザに対するキリスト教徒の対応など広範囲において議論された。
大会には、18歳から85歳までの人々が世界54カ国から集った。
英"Christian Locatiors"の副ディレクターで、青年宣教委員会で目玉となった5人の講演者の一人ジョアンヌ・グッド氏は、「私にとって、この大会においてもっともすばらしかったことの一つとしては、このような多様な国家、世代の人々と共に時を過ごすことができたことです。このような大会における集まりに参加することで、私たちはどんなに自分の視野が狭かったか、世界宣教の分野についても気づくことができたと思います」と参加の喜びを語った。
世界福音同盟国際ディレクターのジョフ・タニクリフ氏もまた、今回の大会が実に多様な人々が集まって行われたことを賞賛した。
タニクリフ師は、「今回の大会を通して、私たちは世界中の宣教者の対話に焦点を当てた強固でかつ創造的な対話を行うことができました。とりわけ、若い指導者たちがもつ新たな宣教に対する考えを聞くことで力づけられ、また彼らの信仰がより強いものになるためにも、良き指導者の必要性を切実に感じることになりました。すべての大会参加者らが今回の大会を通して、天の御国の領域を拡大する事業への参加により良く備えることができたと思いました」と感想を述べた。
WEA宣教委員会大会は3年に一度行われ、世界的宣教指導者や、牧師らがフェローシップ、学び、そしてネットワーク構築の時をもつ。
南アフリカのコリン・バンフィールド牧師は、「この大会に出席したことはすばらしいことでした。広範囲に及ぶ人々からなる大会でしたが、私たちを一つにする『熱さ』がありました。宣教に関して同じ熱意をもつ義なる人々と共につながりあう最高の場所となりました」と述べた。
今年の大会は18日から24日まで、南アフリカケープタウンにて開催された。
宣教委員会では世界中の宣教活動のための資材を提供している。宣教用無料図書出版物は www.wearesources.org. で入手可能(英語)。
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世界福音同盟(WEA):127の国家的福音同盟から成り立ち、世界7地域、104の提携団体を包括。WEAのビジョンは、世界中にイエスの使徒を遣わすことで、この世界にキリストを中心とした天の御国を成すこと。キリスト教徒の一体性を強化し、世界4億2千万人もの福音主義キリスト教徒のアイデンティティーの形成、また彼らの声を代表するプラットホームとしての役割を担っている。