アメリカの福音主義ルター派教会の司教と牧師は22日、エキュメニカル運動を拡張することを目的とした世界巡回の一環として法王ベネディクト16世に挨拶をした。
18人の代表団がローマ法王に宛てた挨拶文には、ルター派とカトリック教徒の間で何年間にも渡って行われたエキュメニカル運動の発展を認め、将来的には共同で画期的なクリスチャンの記念日として祝いたいという訴えがあった。
「我々は2015年に50回目を迎える第2バチカン公会議による"Dei Verbum"公布記念日と、1517年から始まって2017年で500回目を迎える改革記念日を祝う方法を切に求めている」と手紙で述べた。
去年11月、ELCA(米国福音ルーテル教会)議長含む、ECLA指導者らは、 ELCAの40年にわたるエキュメニカル運動の努力と互いの伝統を理解しあう行動を祝う中で、バチカン市国の法王との公式会議を開催した。
代表団は22日、歓迎メッセージを続けて「十字架の御前にひざまずくとき、私たちの心と人生は神の回復を求めるようになります」と挨拶を述べた。
手紙に加えて、ルーテル教会の代表団らは特製のイコンをローマ教皇に寄贈した。 ELCA通信社によると代表団は、22日にサンピエトロ寺院でローマ法王に会い、24日にも再びローマ教皇に会ったという。
この訪問に続いて、司教らは同旅行の最後の会議場所であるロンドンに向けて出発したという。