世界各地からおよそ100人の聖公会の女性信者らがニューヨークに集合し、先週金曜日から開催されている第50回国連女性の地位委員会(UNCSW)会議に参加した。
この会議は3月8日まで開催され、先週金曜日に国連チャペルにて特別感謝礼拝がとりなされ、正式に開催された。
会議では、男女平等、教育、健康、雇用分野における女性の地位・権利の向上、また全ての段階に関して政策決定過程により多くの女性が参入することなどに焦点をおいて議論がなされている。
聖公会女性宣教部門会長のマーガレット・ローズ氏は、「私たち聖公会女性はUNCSWに積極的に参加し、世界中の女性の教育開発、飢え、貧困、エイズ蔓延防止、そして男性と同様の雇用機会獲得のために大いに貢献したいと思います。この会議で、聖公会の男女にとって私たち聖公会の姉妹らの経験から多くを学ぶことができ、聖公会全体を通して女性の権利拡大のために共に戦略を策定する機会を得る事ができました。」と述べた。
金曜日の開会式に引き続き、土曜日にはニューヨーク医科大学のNGOによる協議が行われ、今年度の女性の権利向上のためのさらなる課題が模索された。
主な講演者としては女性の地位向上のための支援団体国際ゾンタクラブ議長Jackie Shapiro氏、国連事務局ジェンダーおよび女性の地位向上部局特別顧問Rachel Mayanja氏らが含まれているという。
会議参加者はアングリカンコミュニオンにおける女性信者の懸念事項や今後の希望について、また聖公会の女性たちを活動に駆り立てる彼女らの信仰のあり方について話を聞くことができるという。
会議における議論は聖公会開発支援部門副会長Abagail Nelson氏が先導役を務める予定であるという。
聖公会代表女性らは二週間にわたる国連女性の地位委員会会議(UNCSW)において、日々の礼拝、国連報告会、全体セッション、幹部会議に参加する予定であるという。
聖公会女性代表団らはUNCSWにここ3年間連続して参加しているが、今回の会議はこれまでの会議の中でも最も大きな会議になる予定であるという。