救世軍は第18代救世軍最高指導者(将軍)として英国救世軍隊長ショウ・クリフトン氏を選出した。
先週ロンドンのサンベリーコートで開かれた世界中の救世軍隊長による最高議会でクリフトン氏が選出された後、正式に発表された。
今年4月をもって第17代将軍ジョン・ラーソン氏はその任期を終える。それを受けて、クリフトン隊長が世界111カ国150万人のメンバーを包含する国際福音教会の長となることが決定した。
クリフトン氏は英国で歴代9人目の救世軍将軍となる予定である。
現在クリフトン氏はイギリスとアイルランド共和国の隊長であるが、それ以前にクリフトン氏はニュージーランド、フィジー、パキスタンでも救世軍として活動していた。
また米国マサチューセッツ州における救世軍の活動を指揮しており、その前には英国ダラム、ティーズ川地域の連隊長であったという。
さらにクリフトン氏は救世軍中等学校の副学長でもあり、他にも英国や救世軍の国際本部においていくつかの役職に就いている。
クリフトン氏はロンドン大学の法学、神学の学士号、宗教史の博士号を所持している。
クリフトン氏が将軍に選出されたことを受けて、クリフトン氏は、「私は神によって世界キリスト教指導者となるこの役割に任命されたことをとても光栄に思います。救世軍は今まで111カ国に対してキリスト教のメッセージを伝えてきました。そしてこれからも人々の需要に応じるために、分け隔てなく貧困問題、教育問題、人身売買、ホームレス、社会からの疎外化など多くの問題に休むことなく取り組んでいくつもりです。救世軍の需要はどんどん高まっていますが、私たち神の軍隊は世の人のために実用的なニーズにかなうように活動し続けるために神の聖霊による働きに依存します。」と救世軍新将軍としての抱負を述べた。