インドカシミール地域の救世軍が冬服を配給。救世軍インド北部領域は昨年10月の大地震の被災者への援助のため多忙な日々を送っている。=救世軍 | |
救世軍の報告によると、震度7.6の大地震が発生したパキスタンに国境を面したインドの一部地域では何千人もの犠牲者が生じたという。
「春の到来までに多くの時間を残す今、救世軍は地震で移住を余儀なくされた家族を全力で救済している。10月の大地震のために未だ苦しむ、すでに世間からは忘れ去られた多くのインドの被害者たちがいる。彼らに希望と思いやりを与える任務を続行するため、今その活動を支援する寄付金が求められている」とキリスト教慈善団体は報告した。
昨年の震災発生時、インド救世軍の救援活動者たちは迅速に対応し、食料、衣服、また災害地域の厳しい気候を耐え忍ぶことのできる避難所を提供するための建築物資を被災地に配給した。国境地域の敏感な社会情勢の中、救世軍はインド軍と共に被災地へ迅速に移動し、支援を必要とする800世帯以上に援助の手を差し伸べた。
インド国立緊急サービスコンサルタントのリエト−コロネルN.Jヴィジャヤラシミ氏によると、すでに多くの支援がなされてはいるが、これからもさらなる支援が必要であるという。
救世軍によると昨年の地震で、多くの家族が自分たちの村を離れ、一時的な避難場所を求めているという。ヴィジャヤラシミ氏のチームは最近、衛生環境の劣悪な池の土手周辺で550世帯もの家族が避難生活を送っているのを発見した。
救世軍はこれらの絶望的な避難地域に、2500枚の毛布と食料を緊急に支援したと16日報告した。