ソジャーナ宣教会創始者ジム・ウォーリス牧師がキング・ホリデーで信徒たちの祈り会を先導している様子、ワシントンD.C.国会議事堂近くにて、2006年1月16日=クリスチャンポスト | |
ソジャーナ宣教会設立者のジム・ウォーリス牧師が祈祷会を呼びかけた。ウォーリス牧師はソジャーナ宣教会と思考と行動センター(CAC)の共催で「霊性と政治問題−公的な全体性のために」という題目で開かれた議会の講演者の一人である。
ウォーリス牧師は同性婚や妊娠中絶などの議論を醸す問題の先にある将来を見通すことを集まった信徒たちに呼びかけた。集まった信徒たちは米国が直面しているこれらの問題に対する聖なる見解について熱心に聴きいれた。ウォーリス牧師は貧困、婚姻、軍国主義、環境問題について熟考してみるようにと信徒たちに訴えた。そして、「もしキング牧師が今日生きていたら、彼はこの場所で貧困という目に見えぬ惨事について演説しただろう。そしてイラクにおいて長々と続いている我々の戦争の横柄さに苦悩の意を表明しただろう。そして物質主義に誘惑され軍国主義に盲目になり、安全性のよりどころを誤ったところに見出し、そのせいで日々ますます安全ではなくなってきている。私たちは聖書の中に貧しい人々に対する2000節の箇所を見出すことができます。そして私たちは貧困に打ち勝つこと、そして主が創造された地球の環境を保護することは道徳観に関する問題でもあることも強調します。」と熱心に演説した。
まず宣教会スタッフによる30分の祈りが捧げられ、その後賛美隊による賛美が捧げられた。それぞれの祈りの題目の間に「主はわれらの祈りを聞かれる」というフレーズを取り入れてすべての祈祷参加者が一つになるようなかたちで意味深い賛美祈祷会が行われた。
「私たちはキリストの体のための私たちの情熱を捧げます。私たちは私たちの教会と信仰の共同体のために祈ります。マルティン・ルター・キング牧師が述べられたように、私たちにより良い教会のあり方を教えてください。ただ人気のある信条や考え方を記録する『サーモメーター(温度計)』であるだけではなく、社会の道徳的姿勢を自動調節することができる『サーモスタット(温度自動調節器)』であることができますように。私たちが小さな方法でも大きな方法でも互いに手を差し伸べ合うことができますように。」CAC会長スティーブン・ピチャ氏はこのように深く祈った。
ソジャーナマガジンの共同編集者の一人、ローズ・マリー・バーガー氏は「『主を恐れることは知識のはじめである』とあなたは言われました。キリストのからだの指導者たちの任務のために祈ります。彼らの杖に謙遜がありますように。彼らの足元のともし火として寛大な心がありますように。小さな者、弱い者のために大きな力が働かれますように。私たちはキング博士が実に真実であったことを知っています。宇宙の善悪の弧は長いですが、それは正義に向かっています。」と教会の指導力増強のために祈りを捧げた。
他にも大統領、議会議員、その他米国中の指導者たちのための慈愛を求める祈りが行われた。また祈祷者たちは家族支援や教育、さらには十分な食料にありつくことのできない子供たちや、子供たちの保護者で援助が必要な人々のために祈った。また世界のあらゆる地域に対する不足を補う必要性のためにも祈りを捧げた。
ニューメキシコ州アルバカーキを設立されたCACの創始者リチャード・ロア氏が閉会の祈りを捧げた。