ドイツで1日まで開催された国際協議会で、世界福音同盟(WEA)は、WEAによる宣教に賛同し世界宣教に参与する福音主義キリスト教徒8億人を一つに結ぶ方策を決定した。
同協議会は先月28日からドイツ福音同盟所有の研修施設で開催された。WEAの国際代表らはこの期間中、現在構築中の国際ネットワークに、聖書信仰に立つ福音主義組織を世界各国から招待することを決めた。
WEAによると、現在のWEA傘下の全組織の規模は3億8千万人で、世界最大の国際的な福音主義連絡組織だ。
だが、WEAはここに来て、世界を「キリストを中心とした社会に変革する」必要を認識するキリスト教組織との連合まで視野に入れるという。これには改革派、ペンテコステ派、カリスマ派教会が含まれる可能性も高く、今後これらの教会同士が急接近し、新しい動きを作り出すことに期待がかかる。
WEA国際コーディネーター(=代表)のジョフ・タニクリフ氏は史上最大のキリスト教共同体を作ることに意欲的だ。米紙クリスチャンポストによると、同氏は「WEAの主張を強め、より大きな規模で奉仕することを目的とするこの働きを誇りに思う」と述べた。
WEAは世界121か国、100以上の国際的な団体を繋ぐ連絡組織。中国世界宣教支援協会(CCCOWE)、国際オープン・ドアーズら国際組織以外に、各国の福音主義教会も加盟している。日本は、日本福音同盟(東京・千代田区、JEA)がアジア福音同盟を通してWEAに参加している。