ポルトガルで開催中の福音派諸教会による合同総会は21日、世界福音同盟(WEA)国際ディレクターのジェフ・タニクリフ師をスピーカーに迎えた。米クリスチャンポスト紙が同日伝えた。同師は各国の福音派団体を結ぶ情報ネットワークの構想を発表、WEA会員に情報網、資源、援助を提供して各地の宣教を強化できると確信を述べた。
同紙によると、タニクリフ師は世界福音同盟内外の組織との交流の機会が増えていることに言及。WEAと各委員会、福音派諸団体の役割を明確にした上で国際的な発言の場にも対応できる力を備えることが必要と述べた。
ニューヨークで国連サミットが開催された今年9月、WEAは各宗教の指導者と共に、国連が100か年計画で貧困問題に具体的な取り組みを行うよう求める声明を発表した。
講演で、タニクリフ師は「祈りの効果を再認識させられた」と、今月開設されたWEA情報技術(IT)センター(サンフランシスコ市)への期待を語った。