各国の福音派組織を結ぶ国際的機関、世界福音同盟(本部カナダ、以下、WEA)が米西海岸の都市、サンフランシスコ市内に情報ネットワークの国際拠点となる機関を開設した、と米紙クリスチャンポストが17日報じた。「WEA情報技術(IT)センター」と称され、世界中にあるWEA加盟諸団体のコミュニケーション力強化の中心地として今後、活躍しそうだ。
同紙の取材に対し、ジェフ・タニクリフWEA国際ディレクターは「このITセンターによってWEAは、長年目標としてきたコミュニケーションとネットワークの強化の実現に大きく前進した」と喜びを語った。タニクリフ師は同センターを中心として諸団体との連携と体系的パートナーシップを刷新させる意向だ。
同師は、同センターによってWEAの四大重要課題?国内外のWEA加盟団体の情報網、?情報技術に乏しい地域、団体、委員会のサポート、?キリスト教内外に関するWEAの見解を分かち合う世界的ネットワーク、?共有すべき重要情報のデジタル化−−が可能になるとみている。
「これこそ我々の祈りに対する神の答えだと信じる。神は天におられ、我々人間の想像を超えた御業をなさる方だ」とタニクリフ師。WEAは今年始めにフロリダ州で開催した国際会議で、WEAのコミュニケーション力強化の必要を重要課題として再認識していた。