16日付の米クリスチャンポスト誌は、ブッシュ米大統領の呼びかけに応じ、アメリカ国内の多くのキリスト者が16日を全国ハリケーン・カトリーナ被災者を覚える祈りの日とし、アメリカが回復と癒しの希望を見るように大小・公私を問わず集まりを開き祈っていると報じた。
ブッシュ大統領は「以前よりもよい国としよう」と災害からの復興を広く呼びかけている。「メキシコ湾岸全域で、多くを失い、大きな苦しみを負い、自分の力の限界を突きつけられた人々の中には同じ精神が見られます。どんな嵐でも決して取り去ることのできない神様の中での信仰を持って生き残る強さ、そして廃墟を回復する強いアメリカの決心です。」
政府が主導して学校や道路、橋など建築物の再建にあたっているが、本当の再建はたましいにおいてなされようとしている。フラザー・メモリアル・ユナイテッド・メソジスト教会で開かれた集会で、ボブ・リーレイ州知事は「アメリカが神様を再び仰いでいます。もう一度わが国は主だけがくださる強さ、望み、癒しのために神様に立ち返っています。」と話した。
オンラインでも多くの祈りがささげられている。人を失った人のため、傷ついた人のため、精神的な支えを必要とする人のため、また大統領と政府関係者のためなどが題目だ。