米紙クリスチャンポストによれば、イスラエルの財務相ベンジャミン・ ナタニヤフ氏が16日、ガリラヤ湖岸にプロテスタント教会向けの巨大な施設を建設する計画を発表した。キリスト教徒の観光客など年間100万人を見込む。
同紙によれば、ナタニヤフ氏は同日の開発会議で、地域の財源として建設計画に期待を寄せた。約1万件の雇用の創出が期待されるという。計画の名称は「キネレット地区クリスチャン福音国際センター・メガプロジェクト」。キネレットはガリラヤ湖周辺地域の名称。
また同氏は、先月イスラエルのシャロン首相が複数の米プロテスタント組織代表らと面会し、イスラエルの観光・商業について議論したと明かした。
AP通信英語版によれば、イスラエル政府は既に4万2000坪の土地を提供し、最寄の空港施設の改修や水道・電力・電話網の設置をまもなく開始する予定だ。
また、この計画に合わせて、高速道路の道路延長や鉄道2線の新設が進行している。