同性間の結婚を許可する法案が13日(日本時間14日)米コネティカット州議会下院を通過した。反対議員らは緊急集会を行い、法案の否決を求めて戦い続けると誓った。米紙クリスチャンポストが同日報じた。
提出された法案では、結婚の権利および特権を拡張するものの、同性愛カップルに対する「結婚」許可証の交付はない。だが、法案が採択された場合、同州は裁判所を通さずに同性結婚を許可する最初の州になるという。また、バーモント州とマサチューセッツ州では裁判で同性結婚を認める判例が多数ある。
支持派は、同法案が市民間の平等な権利を保護するものであり、コネティカット州の婚姻法を変えるものではないと主張する。
一方、反対派は、この法案が本質的に同性結婚を認可することに等しいとして非難した。同法案は州婚姻法を侵害するものであるとする反対派による抗議運動が13日、米連邦議会前で行われ、早朝から数百人が集まった。反対派は法案の再検討と廃案を求める運動を継続する意向を表明している。