米ホワイトハウスは4日(現地時間)、ブッシュ大統領夫妻が8日にバチカンで行われる法王ヨハネ・パウロ2世の葬儀に参加する予定と発表した。
葬儀参列が実現すれば、現職の米国大統領がローマ法王の葬儀に参列するのは初めてとなる。
法王は東欧をはじめ全世界の民主化を支援したうえ、同性間の結婚や中絶問題などに反対するなどしており、ブッシュ大統領の姿勢と一致することも同大統領の参列の決断と関係がありそうだ。ブッシュ大統領は法王死去の際、「人類の自由に対する擁護者を失った」との声明を出していた。
葬儀には大統領のほか、国連のアナン事務総長など世界各国の政府首脳や要人200人以上が参列する見通し(各紙)で、イタリア政府はテロを警戒し、1万人規模の態勢で警備にあたる。