[テキサス 10日 CP]米国のテキサス・バプテスト連盟(Baptist General Convention of Texas)が現地時間9日、南部バプテスト連盟(SBC)らが加盟する伝統的な結婚の保持を訴える運動に参加することが分かった。BGCTは100万人の会員を有する。
BGCTはこの日同州で開かれた年次総会で、「結婚は、男性と女性によってのみ成り立つ」とする内容を含む声明案を読み上げ、この結婚観は聖書に基づく「聖書的な判断」と断言した。同案は母子家庭を支持する内容も含んでいる。同案はほぼ満場一致で承認され、採用された。
州内の教会から参加したチャーリーン・フッカーさんはスピーチで「この決議は教会の包容性に基づいたものではなく、すべてのバプテスト会員が同意するとは思えません」と話した。
だが、テキサス州のバプテスト会員の間では、キリスト教会は包容性よりも聖書信仰を優先するべきという意見が主流だ。
ヒューストン市で最多の会員数を有する教会のひとつ、サウス・パークバプテスト教会のマービン・デラニー牧師は「この決断を堅持して立ち上がり、わたしたちは生きた救い主に従っていると全土に宣言しよう」と呼び掛けた。
結婚や家族の聖書的理解については、このほかにもSBC傘下の別団体、南部バプテストテキサス連盟(The Southern Baptists of Texas Convention)が、夫婦は男女によってのみ成り立つことを含む「家族の伝統的聖書的定義」を昨年、決定した。また、ミシガン州やメリーランド州を含む18州はすでに、同様の立場を表明している。
今週早々、同じくSBC傘下のフロリダバプテスト連盟は非公開で理事会を行い、結婚は男女間のみとする州憲法を支持する方針を決議した。(ChristianPost.com)