米大統領選で共和党のブッシュ大統領(58)は3日、民主党のケリー上院議員(60)を小差で破り、再選を果たした。
今回の選挙は、同性愛や妊娠中絶問題などキリスト教価値観の根幹にかかわる問題も争点の一つとなった。キリスト教の伝統的価値観を模範し、同性愛・妊娠中絶などに対し明確に反対の立場をとったブッシュ氏。CNNの出口調査によれば、プロテスタント信徒の54パーセント、カトリック信徒の52パーセントがブッシュ氏を支持し、それぞれ40パーセント、47パーセントだったケリー氏を上回り当選の一因となった。
同日午後、ワシントン市内で勝利演説を行い「皆さんの信頼を受けるに足るようあらゆることをやる」と語ったブッシュ氏。大統領就任式は来年1月20日。