【アフリカ=ChristianPost】世界教会協議会(WCC)、ルワンダ福音教会連盟(AECR)、ルワンダプロテスタント協議会、全アフリカ教会協議会の指導者がルワンダの首都キガリに集まり、四月一六日から二日間にわたって九四年のルワンダ大量虐殺に関する研究集会に参加した。
アフリカ大陸二十カ国から集まった教会指導者たちは集会終了までに、キリスト教会が虐殺の被害者らの癒しに尽力してきた一方で、虐殺が行われた十年前、ルワンダに対して働きかけが不充分だったとの告白に合意した。
世界協議会国際教会委員会の責任者ピーター・ウェイデルド氏は「事件後の努力は非常に大きなものだったが、WCCと超教派の働きは虐殺前と虐殺が起こったときの対応で評価されるべき」と語り、協議会の対応の遅れを自ら指摘した。
ウェイデルド氏は続けて「しかし、働きかけをしていれば虐殺は未然に防げたということにはならない」と発言した。
これらの発言はキガリのスタジアムで日曜日に開かれた記念礼拝で読み上げられた。文書には「無活動は罪であった」ことや「教会の平和主唱と紛争の予防に最善を尽くす」ことが述べられている。