日本キリスト教会(大会議長=久野牧牧師)と在日大韓基督教会(KCCJ、総会長=李炳球牧師)の代表団は30日(日本時間31日未明)、ガーナの首都アクラで開催する世界改革教会連盟(WARC)第24回総会に参加する。日キ教会渉外委の話によると、同教会から澤正幸牧師(福岡城南教会)ら2人の代議員、小池創造牧師(南浦和教会)や青年代表らがオブザーバーとして出席。KCCJは朴寿吉総幹事らが参加する。
会期は8月12日までの2週間で、初日は総合主題「すべてのものが命を豊かに受けるために」のもと、開会礼拝やガーナ共和国のジョン・クフォー大統領の挨拶等がある。2日目から最終日前日まで毎日異なるテーマが用意されており、当日はテーマに沿った発題と討論がなされる。テーマは「創造」「ジェンダー正義(女性の賜物を生かす)」「経済の正義」「包括と参画(阻害された人たちを羊の群れに組み込むために)」「平和」「癒し(和解、刷新、HIVにおける教会のミニストリー)」「名誉ある多様性(性別、年齢、人種の多様性とキリストの証)」「宣教」「契約」。最終日は礼拝と聖餐式、フェスティバルで全日程を終了する。
今年2月にロンドンで開催された総会準備会議では、国家間の経済格差や環境破壊等の問題に対する諸教会の取り組みについて宣言が出された。これについて、日キ教会渉外委は本総会で、日本の教会の規模や認識の多様性に理解を求め、在日外国人の法的保護や経済活動という意味での日常生活を見直す等、今後の取り組みを再確認する独自の声明を発表する。