【CP】米上院本会議が14日に同性間の結婚を禁じる連邦憲法修正案を否決したことをうけて、ブッシュ大統領は「男女間に許された神聖な結婚を確認する憲法修正の努力が一時的に妨害されたことは悲しむべきこと」として、下院に修正を促す声明を発表した。
廃案となった連邦憲法修正案は、結婚を男女間だけと明確に限定する内容だった。同性婚問題としては初の連邦レベルの審議となったが、連邦憲法の修正には、上下院で3分の2の賛成で可決された後、全米の4分の3の州の議会で採択されなければならなかった。
昨年11月にマサチューセッツ州の最高裁が同性婚を認める判断を下し、2月にはサンフランシスコ市が同性婚を認める結婚証明書を発行して騒動となった。5月にはマサチューセッツ州が州レベルとして全米で初めて同性婚を合法的に認めたため、同性愛者の結婚ラッシュが起き、社会的、政治的問題になっている。ブッシュ大統領は2月の演説で「結婚は男女間の神聖なもの」と述べ、同性間の結婚を禁じる連邦憲法の修正を支持する考えを表明した。
ケリー、エドワーズ両氏は、同性婚には反対だが、連邦でなく各州で判断する問題だとして連邦憲法を修正することには反対している。(ChristianPost.com)