全米のアフリカ系米国人クリスチャンが、連邦法における婚姻保護の改正と男女間で成される伝統的な結婚を支持するために、連合していく方針を固めたことが分かった。
米ミシガン州に本部を置くワード・オブ・フェイス国際キリスト教センターの呼び掛けで実現することになったこの連合を代表し、同センターのケイス・バトラー氏は、同性愛支持者の間で同性愛と市民権を結び付ける動きに対して「不快」と述べている。
同氏は、同性愛は権利の問題ではなく、ライフスタイルの選択であり、自由意志による不自然で異常な個人の決断だとした。市民権運動はアフリカ系米国人がその肌の色に左右されない市民の平等を求めたことを基盤としており、黒人として生まれたことは個人の選択ではないと指摘した。
この連合は全米のアフリカ系米国人教会や宣教団体によって構成されており、先月24日に発足が発表された。連合の代表団は、連邦婚姻法の改正をめぐって7月中に実施される投票に向けて各界に呼び掛けていく方針だ。
発足趣意書によると、連合は今後、ゲイやレズビアンの主張が国内キリスト教会の殆どの黒人牧会者の意向に反するものであることを、各政党の黒人幹部らを中心に広めていくとしている。
連合に参加する団体で最大のものに、200万人以上の会員を有するチャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライスト連盟がある。(クリスチャンポスト)