米・テキサス州の牧場で先週末休養をとっていたジョージ・W・ブッシュ米大統領は8日、先月末に年内のイラク派兵が発表されたテキサス州フード基地チャペルでの復活祭の礼拝に参加し、イースターを迎えての演説を行った。演説でブッシュ大統領は、戦闘地帯に駐留する米国兵士のための祈りが必要だと語った。
ブッシュ大統領は、マタイの福音書28章9節を引用し、「キリスト教徒の信仰においてもっとも重要な出来事」としてイエス・キリストの復活に感謝した。
「イースターの朝は驚きと期待を秘めている。どこにいる人々も家族や友人らと集まり、死に打ち勝った愛の力を祝う機会だ」と述べ、「新しくされるこの季節にわれわれは、キリストの復活を喜び、彼の姿から力と霊性を得、最後には死さえも敗北したということを再び思い返すことができる」とイースターにキリスト教徒が味わえる特権を語った。
先週末には4人の米国兵士が犠牲になった。大統領は戦闘地域で戦っている兵士達のために、彼らの家族と同様に祈るべきだと語った。また、報道関係者に対しては「私は彼らの無事のために祈った。彼らの力と平安のために祈り、平和のために祈った」と語った。