東京・淀橋教会で24日午前10時半から、クリスマスを祝う「メサイア特別讃美礼拝」があった。同教会聖歌隊とアンサンブルによるオラトリオ「救世主(メサイア)」の演奏が礼拝堂に美しく響き渡った。同教会主管牧師の峯野龍弘師が、「神は、あなたとあなたの苦悩の中に平安を与えるために来てくださいました」とクリスマスメッセージを伝えた。
メサイア礼拝は淀橋教会が毎年クリスマスの主日にささげて今年で21回目となる。同教会所属の聖歌隊メンバー18人とアンサンブルが、キリストの預言と降誕を歌った「メサイア」第一部の曲目を中心に、ハレルヤコーラス、アーメンコーラスなど14曲を演奏した。
峯野師はメッセージの中で、憎しみと争いが絶えない苦悩する現代社会だからこそ、今、一人ひとりのこころの内に絶対的な平和と安息を与える救い主、イエス・キリストを迎えることが何よりも必要だと訴えた。神の愛と真理を受け入れた人が、真の意味で世に平和をもらたらす和解の使者になれると説いた。
峯野師は、今を生きる一人ひとりのこころの内に、主イエスが生きて働かれることを証した。
礼拝堂に集まった430人の会衆は、本当のクリスマスの意味を伝える聖書のメッセージと荘厳な演奏に聴き入り、主イエス・キリストの誕生の喜びをともに分かち合った。