日本キリスト教協議会(以下、NCC)女性委員会が、2007年3月の世界祈祷日に祈る祈祷課題を発表した。祈りの主題は「神の天幕の下にむすばれて」。加盟教会らが世界170カ所で祈りをささげる。
世界祈祷日を主催する「世界祈祷日国際委員会」は4年に一度、各国の委員を集めて4年分の祈祷課題を決定する。07年の式文とメッセージはパラグアイが用意した。祈祷日の告知ポスターにもパラグアイの伝統的な編物、ニャンドゥティを掲載した。
NCC女性委は今年4月に『世界祈祷日の歩み―世界をつなぐエキュメニカルな女性たちの祈り』という冊子を発行し、世界祈祷日の歴史をまとめた。ここでは、黎明期から第二次世界大戦まで、戦後から国際委員会が発足する1968年まで、翌年から今日まで――の3期に分けられている。過去に祈祷日のテーマを作成した国の一覧、式文作成者の座談会、コラム等も掲載。女性委は、祈祷日の歴史や世界をつなぐエキュメニカルな女性たちの歴史を振り返り、祈祷日当日が豊かな交わりの機会になれば、としている。
冊子に関する問い合わせはNCC女性委員会(03・3203・0372)まで。