カトリック中央協議会、日本聖公会、プロテスタント所教団(教会)合わせて59の団体が加盟する団体「日本キリスト教連合会」(松岡俊一郎委員長)の常任委員会が21日、都内で行われ、同日の午後に開催された「尊厳死を考えるシンポジウム」の最終調整、今年秋に実施される法人業務・会計実務研修会に向けた準備などが話し合われた。
日本キリスト教連合会は、カトリック中央協議会、日本聖公会、プロテスタント所教団(教会)の緊密な協力によって運営されているキリスト教団体である。現在、59の団体が加盟。宗務行政における宗教界の窓口とされる財団法人「日本宗教連盟」の構成団体として、適正な法人事務の向上に努めている。
連合会は、これまでは主に、宗教法人の適正な管理運営の寄与を中心に活動してきた。しかし、近年様々な社会状況の変化の中で、キリスト教界としてのはっきりとした社会への対応を迫られる場面が増えてきた。そこで連合会は、専門家を集めた勉強会やシンポジウムの場を提供しながら、キリスト教界の一致を目指した活動を始めている。
教会協力の必要性が叫ばれる今、教会の一致に向けた連合会の新たな働きに注目が集まる。