朝祷会全国連合(会長・米田昭三郎)は、讃美歌、聖歌、カトリック典礼聖歌、救世軍歌、聖公会聖歌、ゴスペルソングなど150曲を選曲した賛美選集『希望』を発行。教会の一致、若者の救いを求める全国の朝祷会で現在幅広く用いられている。
朝祷会全国連合は、カトリックとプロテスタント両教会の教職、信徒らが協力する超教派キリスト教団体。全国のクリスチャンが教派を超えて一つとなり、日本の救霊のために祈っている。今年4月には、その超教派の働きが認められ、日本エキュメニカル協会(理事長・徳善義和)から「第11回エキュメニカル功労者顕彰」を受賞した。来年には創立50周年を迎える。
朝祷会の中心聖句は、「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じるようになります」(ヨハネによる福音書17章21節)。(1)祈りの復興(2)教会の一致(3)キリストの平和(4)若者の救いを4大祈祷課題に、超教派の祈りに励んでいる。
この賛美選集には、「平和の祈り」として有名な聖フランシスコの祈りや、斉藤敏夫牧師の有名な聖書画「弟子の足を洗うイエス」などが織り込まれている。台湾長老教会、高俊明牧師のこのような詩があった。
「天主教は叫んだ、/イエスはわたしのものだ。/ギリシャ正教は叫んだ、/イエスはわたしのものだ。/プロテスタントは叫んだ、/イエスはわたしのものだ。/無教会は叫んだ、/イエスはわたしのものだ。/しかし/イエスはささやいた、/わたしはあなたがたのものです。/わたしをひきさかないでください、/わたしを四つざきにしないでください。/あの凄惨な十字架の苦杯を、/さいごまで飲み干したわたしではあるけれども、/あなたがたの残酷な四つざきには、/耐えられないのです。」
そこには教団や教派による分裂ではなく、キリスト者の一致を願う朝祷会の切なる祈りが込められている。
賛美選集「希望」は、一冊500円(送料別)。問い合わせは事務局(電話:06・6762・7701)まで。