日本福音同盟(JEA)は今月5日から7日にかけて北海道・札幌市で行われた第21回総会で、今年度の事業計画案と予算案を承認した。事業計画では特に、第5回日本伝道会議(JCE5)に向けた具体的な提案書が発表され、開催に向けた具体的な話し合いが行われた。
日本伝道会議は1974年以来、JEAを主軸とした教会の会議として、8年または9年ごとに開催されてきた。特に、2000年夏に沖縄で開かれた第4回会議では、JEA加盟教会という枠を超え、全国の教会から2000人を超す参加者が集まり、21世紀の幕開けにふさわしい、かつ必要不可欠な課題について9つのシンポジウム、36の分科会が行われた。まさに、20世紀の宣教の総括と21世紀への展望、そして全国の多くの教会が一致した、新しい日本宣教の大きな出発点となった。
JEAは、2004年12月から理事会の下に検討委員会を置き、2009年9月の開催に向け、その可能性と方向性を探ってきた。
今回提出された提案書では、『みことばに基づく宣教の協力〜21世紀ポストモダンの時代にあって』という第5回会議のテーマ素案があげられ、さらにテーマの柱として、?『多元化する世界(時代)にともに「みことば(和解の福音)」を携えて』、?『協力の土台となる「教会の公同性」への(日本福音同盟の)自己理解』、?『協力の実に適う、幅広い宣教戦略の立案』が、開催趣旨の中で発表された。また開催地区については、北海道地区ないしは東海地区が候補にあげられた。なおテーマや開催地については、後に発足する実行委員会で最終決定が行われる。
今後、JEA理事会の責任の下で今年9月にJCE5実行委員会の発足、今年度中にテーマやプログラムの組み立て、また2007年6月までに各委員会構成メンバーの確定を目指す。