5月16日から19日の4日間にわたって米サドルバック教会(リック・ウォレン牧師)で開催された「目的主導型教会(以下PDC)カンファレンス2006」の後半2日間、パーパス・ドリブン・ジャパン(以下、PDJ)主催のツアー参加者一行は、約5年ぶりの開催となるウォレン師自らが主宰する「説教セミナー」に参加した。
ウォレン師は、説教についての神の目的を明らかにしたうえで、説教者の役割が「人々の必要と聖書の御言葉の架け橋を築くこと」にあるとし、単なる知的な情報の伝達ではなく、具体的にどうすればよいのかを示す「適用」に力点を置いた説教づくりが重要であると指摘した。
説教では、礼拝出席者が、考え方や思考パターンを変えたり、悔い改めたりするのでなければ意味がない。ウォレン師は、説教づくりの方策として具体的な聖書箇所を挙げて説明しながら5つのステップを紹介。常に変化し続ける現代において、永遠に変わることのない聖書の原則を語り伝えていくためには、絶えず学び続けていく姿勢が大切であると強調した。
参加した日本人牧師らは、口をそろえて「教えられ、感動した」と参加の喜びを語った。ツアーに参加したPDJスタッフの一人は、「『PDの核となる原則と戦略』、そしてこの『説教セミナー』が対になって、PD教会への移行がより明確になった」と感想を語った。