9月24日、東京都三鷹市の東京神学大学で「第7回21世紀の日本伝道を担う青年の集い」が開催され、日本基督教団所属教会などから160名が参加した。
開会礼拝では同大学の棚村重行教授が「宝を発見した人たちの話」と題して説教し、まことの宝であるキリストに出会い福音伝道に才能、時間のすべてをささげる尊さを伝えた。また、開会のことばとして同大学学長山内眞教授は「日本の伝道の将来は若い優れた伝道者をいかに育てるかにかかっている」と語った。
今回の青年の集いは「21世紀の伝道―青年の役割」をテーマに、「神学生の生活と学び」「青年会について(キリスト教Q&A)」「社会生活と教会生活について」「中学生・高校生グループ」の4つに分かれ懇談会が持たれた。
山内学長は懇談会において、同大学神学生の生活と学びのあるべき姿について語った。神学校には専門職としての伝道者を養成することと、学問として真理を探求することの2つの明確な使命がある。それがほかの大学のキリスト教学科やキリスト教主義学校と違う点であるという。以前と変わって神学生の生活マナーや生活意識が低下している点も指摘。将来信徒の模範たるべき神学生としての緊張感を持ち、信仰を持って神を仰ぐ土台の上で神学を学ぶことを願うと語った。
これまで教会に支えられてきた大学運営。教会も神学校を失うと後継者を生み出せない。山内学長は、この状況の中、これからの神学生は若い優れた伝道者となって教会に・伝道に出て行かなければならないという事情を知って入学して欲しいと話した。
懇談会の後には「証しと賛美と祈りの時」が持たれ、敬和学園大学専任講師の山崎ハコネ牧師と日本基督教団信夫教会の塚本一正牧師により証しが伝えられた。