9月18・19日、兵庫県セラ交流ランドで日本イエスキリスト教団中国教区青年研修会が開催された、23人が参加。「聖書に基づいた信仰生活」をテーマに、青年期の信仰生活におけるさまざまな具体的な問題に対し、聖書に根ざした観点から話し合いが行われた。
開会礼拝では教団青年局長の広島栄光教会犬塚直樹牧師がメッセージを伝え、士師記のサムソンから引用し神様がどのような人も用いてくださることを伝えた。
研修会ではそれぞれの課題を抱えた青年信徒たちが仕事・献身・結婚・恋愛・デボーション・クリスチャンホームなどの分科会に分かれて集まった。犬塚牧師は、青年たちには信仰生活の課題にたいして、求める心と熱さがあったと話す。普段は牧師の話を聞くだけで終わってしまいがちな信仰生活における悩み・問題に関して、ひとりひとりの具体的な質問に聖書から答えを出していくことで、個別教会の青年会ではできない大きな成果があったという。
仕事に関する分科会では、就職した青年信徒たちがざっくばらんに自分たちの事情を話し合い、デボーションの分科会では実際に黙想をして感じたことを分かちあった。大塚牧師は、個別教会で青年の数が少なくなっている中、このように教区全体で青年たちが集まることにより、それぞれの事情や感想を分かち合うことができたという。
今回の研修会の企画・立案を引き受けた教区青年部長の山口県南陽教会の石田高保牧師は、閉会礼拝でヨハネの福音書から「羊飼いは羊に豊かな命を得させる」と題したメッセージを伝えた。石田牧師は「青年たちが持つ悩みを今回じっくりゆっくり個人的にアプローチして学ぶことができた」と語った。