桜美林大学チャプレン室では礼拝、キャンプなどの活動を通して大学生たちにキリスト教の愛の精神を伝え、神、人間そして社会に貢献する人を育てようとしている。
今年の夏には、アジア学院(栃木県西那須野)の「アジア学院ワークキャンプ」に定員30人を超える31人の学生が参加した。参加した学生は「神・他者・自然に触れ命を感じることから、多くの学生が自分の人生について、深く考える時となった。」と語った。
学校では毎日大学教会礼拝がささげられており、参加は任意だが、学生の中には楽しみにしているものもいる。チャプレン室は「どのような国や世界でも、どのような時代にも求められる、キリスト教精神の中心である「愛」を、授業や礼拝、チャプレン室の諸活動において種まきしていきたい」と学生たちに対する気持ちを語った。
そのほかチャプレンの活動は、チャペル・コンサート、ギデオン聖書贈呈、教会出席希望者への教会斡旋、クリスチャン学生・教職員との調整と連絡、学園出身牧師との連絡と援助、他のキリスト教主義学校との連絡、各福祉施設よりの献金依頼要請への選定及び送金など多岐におよぶ。
チャプレン室の野田さんは「桜美林学園の使命はキリスト教主義に基づく人間教育を通して、神、人間及び社会のために貢献する人間を育成することです」と語る。「それは、どのような環境の中にあっても、常に未来に希望を持ち、他者の痛みを理解できる人間でなければなりません」と話す。これからの抱負は、「現代社会の多様な価値観に対応でき且つ創造力と判断力に富んだ人材を育てることを願います」と語った。