【東京】青山学院青山キャンパス(渋谷区渋谷4-4-35)で28日(金)、クリスマス・ツリー点火祭が講堂(ウェスレー・ホール)にて行われた。学内・外から多くの人が参加し、収容人数2300名の講堂が通路も人で埋め尽くされるほどの超満員となった。同院の園児、児童、生徒、学生、教職員らが声を合わせてクリスマス・キャロルを歌い、聖歌隊の合唱、ハンドベル・クワイア、ブラスバンドの演奏も加わって、クリスマスの訪れを感じさせた。
青山学院では点火祭をアドベント(待降節:11月30日に最も近い日曜日からクリスマスまで)前の金曜日に、キリスト教教育のひとつとして行っている。世の光として生まれた救い主を向かえる準備期間を心に刻むために、同校では1977年以来毎年行ってきた。幼稚園から大学院までもつ総合学園である同校にとって、点火祭は全学院各部がこぞって見学の精神を確認しあうときであり、準備や当日の運営などにも細心の注意と指導が期待されている。
同祭の中でメッセージを取り次いだ学院宗教部長・東方敬信氏はルカによる福音書2章8節から18節を朗読し、集まった人たちにキリストの降誕と福音を分かりやすく説明した。
28日は よ報で雨が報じられたために講堂での点火祭となったが、当日は天候に恵まれ、講堂内で8本のろうそくに火がともされると同時に学院本部前のクリスマスツリーが点火された。250の電球がさまざまな色の光をともし、周辺は人びとでにぎわった。